実行委員長挨拶

実行委員長挨拶

 

「ふくしまキッズ第三ステージへ」 

実行委員長 吉田博彦

 

ふくしまキッズは福島第一原発事故の影響から不自由な生活を強いられている福島の子どもたちを守ろうと、ふくしまキッズ実行委員会が全国各地の方々に呼び掛け、NPO、行政関係者、公民館関係者などの協力を得て、事故発生直後の2011年より5年間、支援活動を実施してまいりました。

2016年の夏まで、全国40か所を超える地域の方々に福島の子どもたちは育まれ、心豊かな時間を過ごし、活動完了後、多額の支援をいただいた海外の方々への感謝を伝えるために10月にニューヨークでの報告会、11月には福島県に活動を支えていただいたボランティアの方々や支援者の方々と活動に参加した子どもたちと保護者の方々が集まって、フェアウェルパーティを実施し、活動は大団円を迎えました。

事故発生当時、「子どもたちへの放射能の影響がはっきりするのは4年から5年後」と言われていましたので、活動当初から5年間の支援活動を行うこととしておりましたので、その段階で一旦支援活動を完了し、2016年の冬からは、「ふくしまキッズ第二ステージ」として、ふくしまキッズ実行委員会の活動で得られた成果を基に、ふくしまキッズ運営協議会を立ち上げ、「支援から交流へ」をテーマに新たな活動を作り出しました。

そして、今、2017年に入り、次のステージへ移行します。

大切な原点ですから、繰り返しになりますが、ふくしまキッズの活動は2011年大震災直後、福島県内の子どもたちの緊急避難を目的として活動を開始しました。しかし、活動を通して、避難させるという支援だけではなく、これからの福島復興を担う人材を育成したいという思いと、数回にわたる調査から、私達が実施してきたふくしまキッズの活動の教育的効果も明確になってきました。

第二ステージでは、そうした教育的効果を基にした自然体験活動を実施する団体を中心にふくしまキッズ運営協議会を立ち上げ、活動の在り方を模索してまいりました。「福島では支援慣れしている人が増えている」という批判もあることを考慮し、ふくしまキッズの活動は「支援」から、人と人との「交流」を基本とする活動を通して、福島復興を担う人材を育成することを目的とし、今後も各団体が活動を継続していくこととなっております。

さらに第三ステージとして、ふくしまキッズ実行委員会は、ここまでふくしまキッズが育んできた理念と実績を踏まえて、これまでの活動の様子をアーカイブ化し、この貴重な財産を後世に残していきたいと考えました。そうした第三ステージに移行するにあたり、ふくしまキッズ運営協議会の各団体は自律的に活動を継続するため、運営協議会を解散することといたしました。

これ伴い、協議会のホームページは3月15日で閉鎖いたします。夏以降の活動についての情報は、現在、作成中の新しいふくしまキッズ実行委員会のホームページでご覧いただけます。また、この新しいふくしまキッズ実行委員会のホームページでは、過去の活動の様子などを検索機能付きでご覧いただけるようにしておりますので、ご期待ください。

これまで以上の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

 

2017年1月30日


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