更新日:2014年8月12日 プログラム:北海道プログラム 大沼Cコース
高学年の子たちが民泊から戻ってくるまでの間に
低学年の子たちはそうじをします。
掃除や片付け、準備は年齢に関係なく、いつもいつもやります。
そして、民泊のできごとをふりかえります。
ただ面白かった、という活動にはしたくありません。
そして、大人が子どもに価値観を一方的に押し付けるようなこともしたくありません。
まずはやってみる。成功したり、失敗したりする。
それをふりかえって、「あ、そうか、次はこうしよう」と自分で気づく。
で、前を向いて、またやる。
大人は、それを見守り、促進する。
そんな体験学習を淡々と繰り返しています。
さて、高学年の民泊チームも帰ってきました。
食事は、厨房スタッフが作ったものをスタッフが盛りつけ、提供します。
「どれぐらい食べられる?」と一人一人聞いて、盛りつけます。
分からない時はやや少なめに盛りつけ、あとはおかわりで調整ですね。
初めての子は、特に緊張していると
今お腹がすいてるのかどれぐらい食べられるのかが
よく分からないことがあります。
でも、これも生活のリズムがとれてくると、分かるようになってきますね。
子どもたちは、長期宿泊を通して、そんな自分に気づけるようになっていきます。
さて、フィールドトリップの作戦会議が始まりました。
まず、グループ分けです。
この時期になると、どこに行きたいかというよりも、
誰と行きたいかが優先しがちです。
子どもたちの中にある程度関係性が生まれている証拠です。
時にはけんかになったり、平行線をたどったりします。
でも、そこに大人は不必要に介入をしません。
時間がかかっても、自分たちで合意することを待ちます。
なので、写真の通り、大人は後ろでハラハラしながら全力で見守るだけです。
そして、計画づくり。
泊まる場所は決まっているのですが、
そこに行くまでに、どこに立ち寄るか、どの電車に乗るかは
自分たちで決めます。
一人1冊手渡された時刻表。よく見ると、いろんな情報が詰まってますよ。
疲れ気味だった子どもたちも、少しずつ身を乗り出し始めました。
分からないことがあったら、ツアーデスクに相談します。
途中、休憩を挟みながら、遊びながら、計画づくりを進めます。
ずっとめいいっぱい遊んで、頭もフルに動かしたから、疲れもでますね。
昼寝をする子もいます。
あれ、あの子どこいった?と思ったら、
積み上げた寝袋の中で寝てました。気持ち良さそうですね。
ということで、夜にはなんとか計画が完成し、
スタッフのチェックもクリアしました。
こんな風に、一定の安全と健康を確保しながらも、
大人が必要以上に与えるのではなく
子どもたちの判断や決断で動くことができる場と機会を
提供できるように工夫しています。
その場を楽しくできるかどうかは、自分次第ですね。
さあ、計画通りうまく動けるのでしょうか!?