プログラム紹介Program
横浜
ふくしまキッズ横浜プログラム1月5日

更新日:2012年1月5日  プログラム:横浜

野島サイトの大五郎です。 今日も一日、元気な子どもたちの声が響き渡った野
島でした。 体調を崩した子どもが一人、便通がないためにおなかが痛くなって
いるようで、食欲があるため、経過を見て見たいと思います。風呂で足のつま先
を 切った子どもが一人、ちょっとした絆創膏で対応しました。入り口の自動扉
に頭をぶつけた少年、オデコが出来ました。 こうして一日の出来事を記載して
みると、一日中小さな色々な出来事があります。多くの子どもと一緒に生活する
ということは、こういう時間を過ごし ながら、「どうか無事に一日が終わりま
すように」と神に願うことかもしれません。
一日の様子を少し詳細に記載して
見ます。 昨日の夜の就寝が遅い子どもがいたため、朝が少し遅い起床となり、
子どもたちは眠気眼で宿泊棟の前に出てきました。もちろん、起床30分以上も
前 に起きてきている子どももあり、子どもの集団生活は、この差が問題となり
ます。「人に合わせられない子ども」にとってはこのことは結構つらいよう で
す。しかし、社会で生きていくということはこうしたことに順応することですか
ら、付き合わせます。 軽い体操の後、朝日を浴びながら散歩し、みんなで朝日
に向かって自然と手を合わせました。一人の子どもが「何だか気持ち良い」と
言っていました が、こうしたことが自然の道理なのでしょう。 朝ごはんは三種
類のパンとトマト味のソーセージスープとミルクです。このミルクもそうです
が、今回の横浜プログラムでは保護者の皆さんからの心配 が寄せられたため、
水も食材も多くは北海道から寄付していただいたり、取り寄せました。また、横
浜中央卸売市場の仲間とも相談して、基準値内食材 ではなく、不検出の食材を
購入するようにしました。今回の一番の苦労はここにあったのかもしれません。
食事の後、自由時間として、部屋で過ごしていましたが、やたらに備え付けの自
動販売機で飲み物を買うのが気になりました。やはり館内が暖房で乾燥 してい
るため、のどが渇くのでしょうが、水とお茶を用意してあるのですが、甘いもの
をどうしてもほしがるようです。私もいつも鬼となって怒るわけ にも行きませ
んので、「飲みすぎるなよ」と声はかけておりますが、心配事の一つです。 午
前中は、学習する子どもが半分、外でのオリエンテーリングに参加する子どもが
半分。勉強が気になる子どもが多いのは仕方のないことかもしれませ ん。学習
時間中は「したくない子どもはいいよ」としているせいもあり、静かなものでし
た。今日は私立学校の先生もボランティアで参加されていたた め、良い時間に
なったようです。 10時からは我々の仲間の大学の先生が子どもたちのために
と餅つき大会を企画してくれ、8kgのもち米をつきあげて、昼ごはんとして食
べました が、ボランティアやスタッフの口には入らないぐらい、一気に平らげ
てしまいました。「福島の子供は餅が好き?」ということがよくわかりました。
昼からはイケジイの報告どおりです。 とりあえず、子どもたちの生活を描写し
て見ました。

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