更新日:2012年3月28日 プログラム:北海道
前回より、子どもたちや保護者の皆さんが書いた「親書」を
お預かりしております。
それらは、事務局より知事に渡されたり、
おもにホストファミリーや受け入れ地域の方にお渡しして
読んでいただいております。
しかし、親書を渡す子どもたちの横にいる学生スタッフの皆さんは
それを読むチャンスがありませんでした。
そこで、少し悩んだのですが、
子どもたちと一緒にフィールドトリップに出る
スタッフ全員で、親書を読ませていただくこととしました。
明日は、生活面を支えるスタッフが読む予定です。
ともすれば、元気いっぱいの子どもたちの動き、
あるいは現場の忙しさに追われて
本来の目的や「そもそも」を見失いがちです。
今一度、旅先で一緒に過ごす子どもたち、そして
送り出してくださっている保護者の皆様の思いを
少しでも感じる必要がある、と考え、
親書を読ませていただく決断をいたしました。
さっきまで子どもが座っていた椅子に座り、
コピーではなく、原本、つまり、直筆の原稿用紙を
手にとって読ませていただきます。
テレビや新聞には表現しきれない「本当の福島」を感じるべく、
目に力を込めて、心をこめて、文字を追いかけます。
ぐわぐわと揺れるような心。
自然とあふれる、涙。
今、明日、私たちがやるべきことは何か。
スタッフ一人ひとり、それぞれが、今一度、確認をして、
明日の旅を迎えます。