更新日:2015年7月29日 プログラム:ドイツザクセンプログラム
今日は、昨日の遠足(6kmウォーク)の疲れを取り、明日の本格的なハイキング(10km)に備えてということで一日ユースホステル内でのプログラム。
午前中は1回目の日独合同ディスカッションでテーマは「福島第一原発事故後のふくしまについて」
通訳の容子さんはドルトムント独日協会の会長を務められ東日本大震災後、継続して福島の現状をドイツで伝え、チャリティーを行い、福島の子供達を沖縄へ保養に送る活動をされており、まず今の福島や日本の状況について正しい知識をドイツグループのメンバーに得て貰えるよう映像を使った説明がドイツ語でありました。
その後、車座に座り直し、今度は日本から参加しているふくしまキッズの子供達とドイツグループの子供達で、さまざまな話し合いが行われました。日本とドイツの気質や教育のシステムやフィロソフィーの違いなどから、同じ年齢でも自分から積極的に質問をしたり自分の意見を述べるのはドイツグループの方が圧倒的に多く、日本グループは一部のキッズを除きてまだまだ引っ込み思案な感じですが、これは今回に限らずいつもそうなので、まだまだこれから、後日行われる第2回の時では、今回引っ込み思案だったキッズ達も(自分からではないかも知れませんが)少しでも自分の意見を持ってそれを言えるようプログラムを進めていきたいと思います。
午前のプログラム
8:00 朝食
9:30 日独合同ディスカッション「福島第一原発事故後のふくしまについて」
12:30 昼食
午後は、第2回日独合同語学学習、第1回には自己紹介に使う言葉でしたが、2回目の今日は数字と趣味を伝えらるようになる内容の学習でした。出発前のあぶくまでの事前合宿で1〜10までの数字を予習してきたキッズ達は、よっしゃ!とばかり堂々と自信を持ってドイツ語で1〜10の数字を読み上げていましたが、そこには落とし穴が!容子さんの教材にはさらに、11〜20の数字が!1〜10までは大きな声で「アイン、ツヴァイン…」発表をしていたキッズ達でしたが、11以上になると急にモゴモゴモゴ…(笑)さらに勉強になったようです。
第2回の語学学習を終えたらあとはフリータイム。午前も午後もたっぷり頭を使ったのでそれぞれ遊んでだりのんびりしたり好きなことをして過ごしました。その一方、今日の夕飯で日本グループからドイツグループのメンバーへのサプライズ(日本のカレーライスを作ってご馳走する)の準備に取り掛かる男子3人組。事前に希望を聞いた時に「ぜひ僕がやりたい!」、「いや、私がやる!」とグループの半数ぐらいのキッズ達から手が上がったのですが、キッチンスペースと仕事のボリュームから3人を選ばなくてはいけません。今回はジャンケンで決めました。
男子3人で大丈夫か?という不安が一瞬よぎりましたが(笑)そこは彼らを信じて任せることに。一緒に滞在しているラトビアのグループや地元のファミリーも含め70〜80人近い数カ国の方々から「日本のカレーは美味しい!」となるかどうかは彼らの腕次第。頼んだぞ!
いよいよ夕食。
カレーを作ってくれた日本人シェフ3名からカレーについての説明があり、配膳もシェフ自らが行ってくれることに、さて運命のお味と反応は?
『大好評!』
すぐにお代わりの列が出来てドイツグループや他の人からも美味しいとの声が。シェフの3人はしてやったり顏。ドイツ人のベジタリアンの人や体調不良で部屋で休んでいる人のためにおにぎりも結んであげる優しき3人の日本人シェフ。
また日本から持参したわさびをドイツグループの子供達に「食べてみて」と薦めて、その反応をみてまたまたみんなで大笑い(笑)ザイダの夜は大いに盛り上がりました。
そして夜はボーリング大会とエルツ山地地方の木工細工の製作を行いました。ザイダのユースホステルには地下にボーリング場があります。といっても日本のボーリングと外国のボーリングは規模(日本よりレーンは少し短く幅も狭め)とルール(ピンが9本です)が異なります。日本グループから2チームとドイツグループから2チームの計4チームでの対抗戦、これはプログラム2日目から行われているチーム対抗クイズ大会の特典の一部となります。
木工細工は小さなパイプ人形(今回は小さな雪だるまのもの)の絵付けを行いました。パイプ人形とは人形のお腹の中でお香を焚くと口から煙が出るというもの。ドイツでは多く見られる工芸品です。みんなそれぞれ個性的なペインティングが出来ました。
午後のプログラム
14:00 第2回日独合同語学学習
15:30 フリータイム(シェフ3人はカレーの仕込み)
17:30 グループディスカッション(フェアウェルパーティーでの出し物企画についての話し合い)
18:15 夕食
19:30 ボーリング大会と木工細工
22:30 終了