更新日:2015年7月31日 プログラム:ドイツザクセンプログラム
今日はチェコとの国境からほど近いところにある貯水池(ダム)まで10kmのハイキング。
ユースホステルを出発という時になって急に本格的な雨が降り始めましたが予定通り出発。雨具を持っていないキッズたちにはトーマスさんが親切にも本来は販売しているレインコートを無料で配って下さいました。今回の受け入れをして下さっているザイダのユースホステルのトーマス&ウルリケ・フィンクさんご夫妻はとても親切にして下さり本来は有料のランドリーを無料で使わせて下さったり、ミネラルウォーターをまめに配って下さったり、今回遠く日本からザイダを訪れている我々のことを朝早くから夜遅くまで一日中気にかけて下さり。大変に親切にして下さっています。このことは比較となる経験のないキッズ達になかなか伝わりにくいのですが、これは本当に特別なことだと理解出来るよう引き続き伝えていきたいと思います。
先日歩いたアップダウンの多いザイフェンからのハイキングコースに比べ、アップダウンがほとんど無い今日のコースをみんなで周囲の景色やおしゃべりを楽しみながら歩いているうちに雨も上がり、アッというま(約2時間)にゴールである貯水池のダムに到着。先日の6kmの散策で足が慣れたのかとても10kmを歩いたという感じはしないくらい今日は楽でした。
ダムに到着後、貯水池の管理責任者の方からダムの建設の歴史や背景、機能など興味深い様々なお話を伺うことが出来ました。見学を終えた後、ユースホステルからトーマスさんとシェフのスベンさんが先回りをしてランチに、雨に濡れて冷えた体を温める美味しいグヤーシュのスープを作って車で運びダムの近くまで運び、我々がピクニックランチが出来るよう準備をして待っていて下さいました。
午前のプログラム
8:30 貯水池(ダム)に向かってハイキングスタート
10:30 目的地に到着、着後ダムの施設を見学
11:30 昼食
12:30 バスにて農場に向けて出発
グヤーシュとパン、フルーツとジュースのランチを済ませ、午後はそこからはバスで途中、風力発電と太陽光発電を行っている農場を見学し、夕方にはユースホステルへと帰るスケジュールです。
今回訪れた農場は、私たちのドイツの自然エネルギー事情について学ぶという目的のためにトーマスさんが新たにザイダの郊外で見つけてくれた訪問先です。タネンベルガーさん家族が経営する60ヘクタール(東京ドーム13個分の大きさ)のオーガニックの農場には、風力発電をする風車7基と太陽光発電の施設が8つあり、売電収益は農場の売り上げの約2/3を占めるそうです。キッズ達も規模の大きさには圧倒され刺激を受けたようでした。3Kの仕事と言われ後継者不足にも悩む日本の農業も、農地を使った再生可能エネルギーとオーガニック農産物の生産を両立させ安全な食とエネルギーの国内自給率を上げることで、将来の新たな可能性を見出すことが出来るかも知れません。
見学後バスにてユースホステルへ、今日は夕食前に1日の振り返りを行い、後半に向けてさらに有意義なプログラムとなるよう、リーダーからプログラム前半を振り返ってのコメントなどがキッズ達に伝えられました。
午後のプログラム
12:30 バスにて農場に向けて出発
13:00 農場にて太陽光発電と風力発電の施設を見学
14:30 バスにてユースホステルへ
15:00 到着
17:00 前半の振り返り
18:00 夕食