プログラム紹介Program
北海道プログラム 全道I╱Jコース
いよいよ出発。。

更新日:2015年8月23日  プログラム:北海道プログラム 全道I╱Jコース

出発の朝となりました。
こどもたちは起きだして準備も万端です。室内温度計は23.6℃となっていますが、それにしては肌寒い感じの朝です。福島についたらまだ温かい夏でしょうか。
こどもたちは、日常に帰っていきます。しかし、この3週間でいろいろなことを体験したりできるうになったりしたことと思います。4年前とくらべると、集団全体も見違えるほど成長していると思います。
私の本業は大学の教員で、自然体験教育学というのを専門にしています。ボランティアの学生も私のところの学生が中心になっていますし、プログラムを立案している「たたみん」も、ボランティアを束ねている「しらたま」も、食事や物品の管理などを担当した「ぶっきー」も私のゼミの卒業生です。私たちが目指しているのは、単なる保養プログラムではなく、自然体験教育としても意味のある活動です。教育学は実学ですので、どのくらいの効果があったのか、よいものなのか悪いものなのかはこどもたちの様子が物語っていると思います。みなさんが、おうちに帰ったこどもたちの様子をご覧になり、この教育活動が意義あるものだとお感じになられましたら、ぜひまたおこさまと私たちの出会いの場作りに ご協力をお願いします。
もう一つお願いがあります。体験教育の理論では、体験はやりっぱなしで終わるのではなく、「ふりかえり」という活動によって一人一人のこどもたちのなかで意義あるものに仕上がるとされています。「ふりかえり」は難しいことではなく、ご家庭でブログをみながら「時系列で話を聞く」「その時どんなことを感じたか・考えたかを聞く」ということでもOKです。今回は、こどもたちにアルバムを作ってもらって持って帰ってもらっています。また、毎日書いてもらった健康調査票は日記帳にもなっています。楽しかったことも嫌な思いをしたことも大事な経験です。どうか、ご家庭でこの教育活動の仕上げとして、「こどもの話を聞く」というのをやってみてください。
こどもたちにも「次からはどうなるの?」とたくさん聞かれました。私たちはすでに冬の活動場所の予約をし、下見の段取りをつけています。ボランティアの学生たちも、卒業生のディレクターたちも次へ向けての意欲を高めています。次の活動の募集がどのようにおこなわれるか、などの詳細についてはまだ決定していませんが、少なくても私たちの団体のブログにはインフォメーションを出していきますので、 http://yubari.naturum.ne.jp/  をときどきご覧ください。
バスが来ました。そろそろこどもたちが出発します。3人のスタッフが福島までおおくりします。ぶっきー、あっきー、あやねぇがぶじに福島までお届けする予定です。彼らにも話を聞いてみてください。
それでは見送りに行ってきます。
(おやぶん)

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