プログラム紹介Program
北海道プログラム 全道体験Dコース
北海道報告会のご報告

更新日:2012年10月12日  プログラム:北海道プログラム 全道体験Dコース

10月10日、北海道立道民活動センターにて、ふくしまキッズ夏季林間学校2012 北海道報告会を行いましたので、事務局より報告させていただきます。
始めに活動報告映像の上映を行いました。
続いて各担当者より活動の総括を行いました。
◆流山サマーキャンプ責任者/全道体験キャンプ責任者 NPO法人ねおす理事 上田融
流山サマーキャンプでは、今の福島の子どもにとって、最も必要なことはなんだろうと考えた結果、「普通の夏休み」をコンセプトにプログラムを行った。また、周辺地域の協力で、大沼だけでなく、道南地域での受け入れ体制をつくることができたことで、子どもたちがふくしまキッズ専用の切符を手に、おでかけプログラムや民泊に行くことが出来た。
◆食事担当 フードコーディネーター 松田真枝
食事を作るにあたって、一番考えたのは「代謝」。ボランティアの協力や、北海道各地からの現物支援で、作り上げることが出来た。
◆NPO法人大沼・駒ケ岳ふるさとづくりセンター 菊地敏孝
七飯町とふくしまキッズやそのご家族との地域間・世代間での交流が実現できている。たとえば、地域のお祭りが途絶えていたが、去年ふくしまキッズをきっかけに地域の盆踊りが復活した。
◆全道体験キャンプ コーディネーター NPO法人ねおす理事 荒井一洋
多くの現物支給を含む地域の方々のご協力があった。各地域に必ず、責任が取れて子どもの体験活動に慣れているディレクターをおいた。続いて経験があり研修を受けたボランティアリーダー、そしてボランティアという体制で行った。
◆栗山プログラムより 栗山町教育委員会 名内 隆
◆留萌プログラムより 東日本被災者受入プロジェクト協議会 川口宏和
◆むかわプログラムより むかわ町 船木 孝裕 むかわ町交流人口推進穂別協議会 大石拓人
◆夕張プログラムより  NPO法人北海道自然体験活動サポートセンター 能條歩
「市、観光協会、地域の人が連携して受け入れ体制を作ることが出来たことが、地域にとって良かった」「地域づくりの活動として地域の方々(お年寄りが中心)が映画作りを行っているが、そこに子どもたちが参加し、世代間交流、地域交流ができた。」
◆北海道プログラム ボランティア・コーディネート担当 環境NGOezorock 草野竹史
全道各地で説明会を行い、ボランティアを集めたが、学生のテスト時期とかぶるため、前半は大変だった。終了後もボランティアがお祭りに参加するなど、地域とボランティアがつながりはじめている。
◆ボランティア 札幌学院大学 大坪千明、北海道大学 久光真奈美
「子どもたちの成長を実感出来ることが嬉しい。」「各地で活動することで、自分の住んでいる北海道を知り、好きになっていく。」「毎回、試行錯誤しながら悩みながら活動することで、自分の課題が見つかったりする。」
◆流山サマーキャンプ ボランティアレクチャー担当 吉崎浩
被災地で活動している経験を踏まえて、福島の現状を伝えるなど、ボランティアへのレクチャーを行った。
◆総括 ふくしまキッズ実行委員・NPO法人ねおす理事 宮本英樹
今回も多くのNPO、地域協議会、企業、協会、大学・学校、財団、自治体、ボランティア、支援者に協力をいただいた。
また、活動の成果を図ることが出来るよう、アンケート調査を行っている。中間集計としては特に「非依存性(自立心の育成)」「視野・判断(物事の判断の幅が膨らむ)」に変化が見られた。
今後はふくしまキッズに参加しているだけなく自分たちもこの活動をつくっていく主体であるというメッセージを投げていきたい。
例えば引率については、一度の引率人数は減ったが、引率回数が増えて負担が増えたため、保護者ボランティアを継続することが必要。
今後のふくしまキッズについては、当初公言していた通り、5年間の開催を決定した。
だんだん支援金が集まりにくくなっているが、細く長く活動していく。今後は各地域で少しずつ自立していくことをお願いしたい。会計については前回の夏と比較し支出を約1000万円減らすことができ、繰り越しにより春と冬の活動を決定した。
これからも、単なる保養目的でなく、教育目的という基本を継続していきたい。
最後に、ふくしまキッズ事務局(子どもを守ろうプロジェクト協議会) 萩原幸亮より会計報告を行い、閉会しました。
参加者の皆さま、ありがとうございました。
現在冬のプログラムの準備を行っています。これからもよろしくお願いします!
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=QEG_1kipySU

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