プログラム紹介Program
北海道プログラム 流山Cコース
プロボノとふくしまキッズ

更新日:2012年8月16日  プログラム:北海道プログラム 流山Cコース

「プロボノ」と呼ばれる方々がいます。
ちょっと聞きなれない言葉ですが、
本業で培われたプロフェッショナルな技を、ボランティアで提供してくれる方のことを
「プロボノ」といいます。
今回の流山サマースクールにおいては・・・、
例えば、料理のシェフ。学校の先生。保育士。農業経営者。
そのような方々、です。
特に今年の流山サマースクールは、
そんなプロボノの方々に支えられて進められています。
彼らの体から繰り広げられるその技の数々、そのオーラ。
それは、子どもたちの活動の安全や促進がなされるだけでなく、
同行する学生ボランティアの皆さんにとって、とてつもない大きな刺激となっているようです。
その一人であります、「みきてぃ」が
活動報告ブログを書いてくれましたので、以下掲載いたします。
みきてぃ、どうもありがとう!
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15日大沼からのブログはいつもの「うえだんな」に代わり、
普段は地元の小学校教員兼男の子の母「みきてぃ」がお届けします。
今日の流山は、男子チームが函館へお出かけ。
準備のできた班からお昼のおにぎりをもらい・・・
歩いて近くの流山温泉駅に着くとほぼ同時に函館行き普通列車が到着。
大人はヤキモキしましたが、みんな余裕・・・。
函館には「おいしいもの」を食べに行くそう。いってらっしゃい!
海の幸が楽しみだって言っていましたが、無事に食べられたのかしら。
今日でお別れの学生ボランティアさんもいて、
電車に乗り込むわずかの時間で別れを惜しんでいました。
別れを悲しむ涙を、これまでのふくしまキッズで何度も見てきました。
毎日の生活を共にするボランティアには、教員を目指す方もいます。
彼らは、真っすぐに向かってくる子どもたちの心を、真っすぐに受け止めます。
受け止められたおかげで子どもは安心して過ごせます。
学生時代に子どもたちと「学習場面」だけでなく「生活」を共にすることで、
将来教員になるかもしれない彼らの「子どもの見取り」が、より深くなることは間違いないと思います。
子どもにとっても学生にとっても学校では学び得ない大切な学びが、
人と人とのふれあいの中にあります。
一方この夏何気ないやり取りの中で強烈に残った、私への子どもからの質問。
「なんでボランティアやってんの?」「やんなきゃだめだから?」
何を聞きたかったのか、真意はわかりません。
けれど何か真っすぐじゃない感情が頭の中にあることは、なんとなく感じました。
「みんなに楽しんでほしくてさ。早くボランティアに来たかったんだから。」
そう答えると、
「ふうん。」
と言いながら走っていきました。
学生に混じって学生じゃない人がいたから不思議だったのかもしれませんね。
私にとっては学校の教え子もふくしまキッズの子も自分の子もみんな一緒なのです。
みんな大切でみんな好き。
3時過ぎには、長万部にお出かけしていた女子チームが無事に帰ってきました。
カレーを作り、テントで眠り、たくさん遊んで満喫したようです。
長万部からずっと普通列車に揺られていたら疲れたでしょう、おかえりなさい。
このあとはのんびりと部屋にいたり、本を読んだり、ブランコに揺られたりと、
まったりした時間を過ごしていました。
夕方から雨の予報の流山。
男子チームが外に干していった洗濯物をスタッフが取り込みます。

衣服や洗濯ばさみにも書かれた名前を見て、
遠く北海道へお子さんを送り出した保護者のみなさんの気持ちを思い、
ぐっと来てしまうことがたびたびあります。
同時にふくしまキッズの拠点となり、
「おかえり」「いってらっしゃい」を繰り返す流山、そして大沼プリンスが、
『場所』だけでなくスタッフやボランティアといった『ひと』も含めてのお子さんたちの拠点でありたいと
思いを新たにする瞬間でもあります。
私は本日男子チームが帰る前までのお手伝いでした。
去年の夏から地域ボランティアとして休日や休みを利用して参加し、
この夏も時には厨房に、時にはお出かけの引率に、時にはうちわ作りにと、
いろんな形で子どもたちと時間を共にしてきました。
北海道は来週から学校が始まります。
仕事の合間を縫って、流山にお手伝いに行けたらと思っています。  
地域ボランティア みきてぃ
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