更新日:2013年8月20日 プログラム:北海道 Eコース
保護者の皆さんへ
ふくしまキッズ実行委員会の副委員長の大五郎こと吉田博彦です。
各ご家庭にお電話でご連絡させていただいたとおり、7月28日から活動を続けてまいりましたEコースで、8月17日午後から細菌性胃腸炎の疑いがあると診断された子ども9名おります。その対応のため、昨日19日に、釧路に入り、子どもたちが入院している病院を訪れた後、子どもたちがお世話になっている施設に入り、関係者と対応を協議しました。
子どもたちの状況は以下のようです。
病状が最も重篤な一人の子どもは釧路の病院に入院しており、生命には問題はないものも、血便などが出ており、昨日の段階では少しは良くなったものの、お母様に来ていただき、看護に当たっていただいております。昨日は検査などのため子ども本人には会えませんでしたが、お母様にお話をお伺いしました。
そのお話では、現在、継続して治療と検査を受けており、ウイルスは発見されなかったのですが、細菌性の胃腸炎の疑いがあるため、その菌の特定を行っているとのことで、今朝の段階でまだその特定が出来ていない状況です。しかし、細菌性の胃腸炎の疑いがあるため、この段階での転院などはできないこともあり、今後、三週間の経過観察のための入院が必要との医師の判断が出ております。
それ以外に8名の子どもが胃の痛みを訴えて、施設近くの厚岸町立病院に検査入院をしております。昨日の段階では病室を回り、子どもの様子を見ましたところ、一人の子どもはまだ胃が痛むとのことで、もう一人の子どもを含めた2人の子どもが痛みを訴えております。その他の6人の子ども達は顔色も良く、病院の中で歩き回っている状況でした。その後、その6人のうち2人の子どもが問題ないとのことで退院し、今朝の段階で痛みのある2人を含めた6人の子どもが病院におります。
こうした状況を踏まえ、保健所、病院のアドバイスを基に施設側と協議し、ふくしまキッズ実行委員会として「細菌性の胃腸炎の疑いがある以上、潜伏期間も考えられるので、活動を打ち切る」との判断をいたしました。それを受けて21日に釧路⇒羽田の切符を押え、羽田から福島へと帰ることといたしました。
保護者の皆様には、急な予定変更でご迷惑をおかけしますが、お迎えをよろしくお願いいたします。
なお、釧路の病院に入院しており三週間の経過観察のため、しばらく釧路にとどまり、厚岸町立病院に入院し、今朝の段階で痛みのある2人は別便で帰ることとなります。病状を見ながらということのため、この予定はまだ決まっておりません。
以上、ご報告申しあけました。
子ども達につらい思いをさせて、本当に申し訳ありません。
また、この後の受け入れをしてくれる予定の鹿追町の方々は子ども達のためにこれまで準備を進めてくれていたことを無駄にしてしまいました。ふくしまキッズ実行委員会を代表してお詫び申し上げます。
しかし、これまで子ども達が約三週間の活動で疲れていることも考えて、子ども達の体のことを最重要と判断し、この結論に至りました。どうかご理解をいただけますようにお願いいたします。