更新日:2014年8月17日 プログラム:北海道プログラム 大沼Bコース
Bコースの皆さんに、ビルマから重大な発表がなされました。
「ここ大沼で開催される盆踊りでは、カラオケ大会がある!
そこにぜひ参加してほしいと地域の方に言われた!!
そして、ぜひとも商品をゲットしてほしいとも言われた!!!」
ぼんやり聞いていた子ども達の耳が、ピクンと動きました。
Bコースの皆さん、ここまで道南各地のお祭りに出まくってます。
そして、イカ踊りやら姥神神社祭りでの山車引きなど、
そのお祭りの重要ポイントで
抜群のパフォーマンスを展開してきました。
この人たち、どうやら人前で歌うことの快感に気づき始めたようです。
そこで、はてさて、どんな出し物で挑むか、
徹底した作戦会議が始まりました。
しかし、グツグツ話し合っていても、そう簡単に結論は出ません。
意見のぶつかり合いが起きます。
思いが強いから、本気だから、意思の主張がぶつかりますね。
泣きも入ります。
そんな時、スタッフは話し合いを促進する技を使います。
ホワイトボードにアイデアをたくさん書き出したり、
「しのごの言う前に、あれこれ歌えばいいじゃん」
といろんな曲をピアノで弾いてもらったり、
体を、感覚を使って話を詰めていきます。
ほらほら、だんだんと志気が上がってきました。
いつのまにか歌う曲が決まり、歌の練習に入ってます。
そこにスタッフが、すかさず歌詞カードを差し出します。
気がつけば、肩を組んで大合唱であります。
テレビゲームとかに楽しませてもらっているのじゃなくて、
自分自身の力で、自分の体を楽しませる、という方法が「歌」であるとしたら、
モノに頼らないで自身を楽しませられる場と機会を作れば、
子ども達はどんどん歌うんじゃないかな。
あと、
カラオケ大会に出るとか、賞品をもらうとか、その結果じゃなくて、
こういう途中というか、プロセスの方に大きな価値があると思っています。
そして、そのプロセスを分厚くするのが、スタッフの仕事なんじゃないかな。
この子達は、このような、
まさに山を登ったり下ったりするようなプロセスを、
3週間以上続けています。