更新日:2015年1月4日 プログラム:横浜プログラム
新年あけましておめでとうございます。
IT/ブログ担当のいのっちです。
横浜プログロム7日間、いかがだったでしょうか。
今年のテーマは「希望力」でした。
活動期間中はその目的に向けて、子どもたち自身で協力して活動を作り出すようなプログラムになるよう、時にはその場でボランティアスタッフが提案して、実施するように心掛けました。
帰宅した子どもたちの姿や土産話から、少しでもその目的が達成されているのであれば、幸いです。
*これまでの活動の写真は、下記facebookのアルバム内でご覧いただけます。
NPO教育支援協会 facebook
さて、7日目(最終日)の群青合唱の様子をお知らせいたします。
(下記をクリックすると、youtubeで表示されます。)
群青(合唱)
今回、群青合唱の中心となった”みずたま”のコメントを、記載させて頂きます。
また、すでに別記事のコメント欄でご覧になっている方もいらっしゃると思いますが、同じく合唱の中心となった”くろべー”のコメントも、改めてこの記事内で記載いたします。
【ボランティアスタッフ)みずたま コメント】
ふくしまキッズ横浜プログラムは今回で終了。
“お世話になった横浜の方々に感謝の気持ちを伝えたい”
そんな声から始まったサプライズ企画。
ふくしまキッズ、
福島の同高出身の7人
福島出身のかずさん、幸子まま
福島から駆けつけてくれたくろべー、ともみー
このメンバーで、チーム福島として、29日に群青という曲を歌おうということになりました。
私達が練習できる時間は27日夜の30分間。
数回しか歌うことができませんでしたが、最後はみんな大きな声で堂々と歌っていました。
サプライズの為、
練習終了後は歌詞カードを回収。
次の日から、活動の合間に横浜のボランティアスタッフに気付かれないように練習している子ども達の姿が…!
本番では、それぞれの思いを歌に乗せて伝えることが出来ました。
この曲を聴いたり歌ったりすると、震災当時の記憶が思い出されます。
震災後に実際見た風景や、テレビで見た風景が思い出されます。
あの時、経験したことは、辛かったこと、大変だったことだけではありません。
仲間の大切さ、協力することの大切さなども改めて感じました。
群青という曲は、東日本大震災後に、南相馬の小高中学校の生徒達が作詞し、先生が作曲した曲です。
津波により仲間を失い、更に、原発事故による避難のため、仲間がバラバラに…
この曲の詩は、生徒たちの日々のつぶやきが元になっています。
離れ離れになった友への想いが込められている曲です。
是非、歌詞に耳を傾けてみてください。
みずたま
【ボランティアスタッフ)くろべー コメント】
お世話になっております。
ボランティアスタッフのくろべーです。
当方、ふくしまキッズへの参加がきっかけで福島市へIターン就職し、高等学校の教員として働いております。
「群青」という曲は、震災によって会えなくなってしまった友人たちを想って、南相馬市のとある中学校の先生と生徒が作った歌です。
このサプライズ、発案は私がさせていただいたものの、実行のために動いたのは、私の勤めている学校のOGたちです。福島で生まれ、福島で育った生徒が、長期にわたり福島を支援してくれている横浜の方々へ、感謝を伝えようと動き出しました。
練習中、歌詞の内容から震災当初を思い出し、泣き出してしまう子どももいました。私の配慮が足りないばかりに、辛いおもいをさせてしまったことをお詫びいたします。このことから中止を検討しましたが、子どもと話し合い、その結果、決行することになりました。
当日、子どもひとりひとりに歌詞カードを裏返しにして渡し「これ、なにかわかる?」と聴くと、「うん!わかる!(`・ω・´)」と言い、スタッフの見えない所にさっと隠していました。
スタッフをびっくりさせようと、私たち以上に子どもたちががんばってくれました。
本番も子どもたちが一生懸命歌ってくれて、たくさんの暖かい涙が流れた群青大合唱になりました。
横浜ボランティアスタッフ くろべー