更新日:2012年7月29日 プログラム:福島プログラム
ぽんた委員長です。
おはようございます。昨日の夜のことですが、水道のポンプが故障してしまいました。
夕食の石窯ハンバーグを食べたあとに、子供たちに伝えました。
「水道のポンプが、故障してしまいました。トイレも洗面も食事も今までのように行きません。みんなは震災を経験しています。その時の協力する心、支え合う心、みんなで乗り切ろうとする心、工夫する心・・・。不自由をかけるけど、今の状況を理解してほしいです。」と私から子供たちに伝えました。
子供の一人も、不平不満をいう子はいませんでした。
通常ならば、「えー、そんなの嫌だ。聞いてない。プログラムと違う。トイレができないの・・・」とか言うでしょう・・・
そこが、福島の子の心の中には、3,11であったり、原発事故後の生き方など、良い意味で活かされているのだと思いました。
ここに来てまで、なんで我慢をさせなければならないの・・・と言うご意見もあるかもしれないです。
ポンプの故障については、早く治す事に当然対応はします。
水は、隣の村の施設から分けてもらい、今の状況をなんとかクリアしていきます。
今日は第1期のラストの日・・・こんな予定を立てました。
午前:朝食、勉強&作文タイム、荷物の整理、大掃除、早めの昼食
午後:湯遊ランド温泉・戻って修了式
昨日はシャワーに入れなかった子もいるのです。最後は、きれいになって帰宅できるようにします。
そんなわけで、とんだハプニングはまだ続いていますが、子どもたちの心の中にしっかりと、人として、いざという時に、支え合い、励ましあい、協力することの大切な心が芽生えているということ・・・お伝えします。