プログラム紹介Program
北海道
もうひとつのふくしまキッズ ~学生さんの思いをカタチに~

更新日:2012年3月29日  プログラム:北海道

北海道プログラムには、北海道内の大学をはじめ
各地から社会人の方、地元の方、
そして今回はなんとロシアからも学生さんが集まって
活動を展開してくれています。ボランティアです。
最初は、私たちコアスタッフの指示のもと、
補助・補完的な役割としてお手伝いをいただいておりました。
それはそれでOKなのですが、
学生さんたちも「自分がなんとかしたい」という思いや夢を持っています。
一方、今後もこの活動をより広域的に広げるためには、
コアスタッフ的に立ち居振る舞うことのできる人材も増やしていかないといけません。
そこで、3回目を迎える春プログラムにおいては
ボランティアスタッフによる活動の参画度合いをより一層高めることにしました。

ひとつは、3日間のフィールドトリップにおいて、
子どもたちの健康と安全を守り切り、かつ受け入れてくれる地域の方とうまくやる、
というステージ。
サッカーでいうところのフォワードタイプですね。
もうひとつは、
帰ってくる子どもたちを出迎え、報告会をし、最後はちゃんと忘れ物をしないで
福島へ出発させる、という、
後半プログラムの「はじまりからおわりまで」を
企画するところから展開し、まとめる所までをやる、というステージ。
こちらはややディフェンス的なポジションです。
いつもは子どもの前で活動を展開するディレクターが、
今回はチューター・ファシリテーターとなり、
学生さんたちと一緒に「思いをカタチ」にする手伝いをします。
学生さんにとっては、最初は「ムチャブリ」に思えたかもしれませんが、
コアスタッフによるディレクションというお手本、
一緒に話し合いをしてくれるというプロセス、
そして子どもたちの親書を読んで、魂に火がついた・・・、というところでしょうか。
質の高い、心のこもったプログラムと進行手順が出来上がりつつあります。
ふくしまキッズという活動。
それは、とても唐突で、とても深刻なものであったかもしれません。
しかし、それは、子どもたちを救う場と機会であるばかりではなく、
日本中の学生さんの「思いをカタチ」にするきっかけでもあります。
さあ、学生諸君。
いよいよ後半です。
身体を動かそう。頭を使おう。心を研ぎ澄ませよう。
フォワード、ディフェンス、それぞれ
精一杯頑張ろうぜ!

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