更新日:2015年4月5日 プログラム:あぶくまプログラム
委員長の進士です。
昨日をもってふくしまキッズ春プログラム全コースが終了しました。
これも多くの方々からの応援を頂きながら、参加した子ども達がまさに元気を充電出来た春のふくしまキッズであったと思います。
ふくしまキッズのプログラムは、他のキッズプログラムよりも受入期間がそもそも長いです。
その間に体調を崩す子も数人でましたが、直ぐに回復してプログラムに合流出来たので、良かったです。 子ども自身も体調維持管理も出来るまでになって来たように思います。もちろん献身的に子どものケアをしてくれる大人スタッフがいればこそですが・・・
今回を振り返ると、参加する際に「ふくしまメッセージ」・・・(作文)を保護者、子どもそれぞれ書いてもらいましたが、まだまだ見えない放射線の不安をかかえながらの暮らしになっている事。 子どもに放射線の影響が出ないように祈る毎日であること!! 県外避難して、昨年あたりから福島に帰還して初めて参加しました・・・というお子さんもいました。 その都度のふくしまキッズの変化が、そのメッセージを通じて伝わって来ます。 それは今や報道されない事ですが、庶民の苦悩は続いていると言うことです。
ですが、ふくしまキッズに参加する事で、子ども達が元気いっぱいになって帰宅する・・・その姿を見て、福島で生きる支えにもなっている事!!も伝わって来ます。
この春プログラムには、今まで参加者だった新高校生や中学生もボランテイアスタッフとして関わりたい!!そう志願してくれた子がいました。
私はそうした成長を確実に感じ、この活動を多くの皆さんにお力添えを頂き進むことが出来ましたが、その全てが子ども達に素直に受け止めてくれた証!!そう感じました。全ての子どもでなくとも数人が嬉しい行動に出てくれただけでも価値はあった!!そう思います。
そして、今も夏のプログラム実施に向けて動き出しているのです。初になりますが、ドイツザクセン州でのふくしまキッズ!!開催は既に募集を始めています。中学高校生が対象ですが、この年齢に参加出来るチャンスがあることは、多くの学びと気づきにつながると確信しています。
次の夏の活動で、ふくしまキッズは最終回になります。
長期体験教育活動を実施して、大変の中にもみんながつながり、支え合い、協力し合い・・・庶民のネットワークが構築出来た事も大きな成果であったと思います。引き続き多くの方々のご支援と応援をお願いいたします。
ここに春プログラムの活動終了宣言をいたします。ありがとうございました。