更新日:2012年8月12日 プログラム:北海道プログラム 流山Cコース
流山サマースクールでは、
大きく分けて二つの遊びを展開しています。
大人や地域の方が何かを準備して提供してくれる「プログラム」と、
子どもたちの発想で自由に遊ぶ「自由遊び」です。
どちらも楽しく、そして刺激的なのですが、
それらを作り上げるために、実は子どもたちの声をかなり参考にしています。
たとえば、黒板を用意して、自由に落書きしていいよ、というと
まあいろんなことを書くのですが、頃合を見計らって
「このふくしまキッズでやりたいこと、書いてみてよ」なんて促したりして、
それとなく子どもの「やりたい」を引き出します。
全て叶えてあげたいなあと思う一方で、全てを実現させることは無理です。
そこで、子どもたちと話し合い、スタッフどうして話し合い、
少しでも実現できるような知恵と工夫を凝らして、プログラムを作成します。
そんなプロセスから生み出された遊びが、なんと「泥遊び」です。
水であそびたい、でも川や海までは遠い、でも遊ばせたい、この難問に対して、
スタッフのもんきーは、なんと泥遊びというフィールドを提案しました。
なるほど、大沼だけあって、確かに歩いて行ける。水遊びだ、といえばその通り。
でも、泥遊びでいいのか?うん、なんか楽しそうだ! そんなやりとりですね。
果たして、それがどんな感じになったか。
子どもたちの衝動は、止められません・・・。
すごい歓声ととともに、パワー全開の遊びとなりました。
動画はこちら。
帰りぎわ、子どもたちはなぜか「持って帰る!!」と言い張り、
タライ一杯の白い泥が届けられました。
これを使って、焼き物ができないかと、ビルマは地元の陶芸家と相談中です。
駒ケ岳の噴火で降り積もった火山灰のせいなのでしょうか、白っぽい泥なので、
これもまた子どもたちの感性をくすぐったようです。
一説によると、こんなふうに泥に触れ、皮膚から適度に刺激を受けることで、
耐性というか、免疫力を向上させることもできるそうですね。
ともかく、
大人が一方的に展開する遊びだけではなく、
子どもたち自身が作り上げていく遊び、というか、
そんなことができる場と機会を提供することが、
子どもたちの「ドウニカスルリョク(我々は【DSR】と呼んでおります)を
引き出すはずだ、
それこそ、流山サマースクールの教育効果でありたい、
と強く思いながら、日々の活動を作り出しています。
そんなわけで、これからは、
子どもたちによる壮大な「お出かけプログラム」の始まりです。